旧北国街道沿いに佇む、450年の歴史をもつ古い蔵では、賤ケ岳の合戦で武功をあげた加藤清正、福島正則ら7人の若武者に因んで名付けられた酒が醸されている。
お勧めランク【☆☆☆☆】
・原材料 米、米麹(滋賀県産)
・精米歩合 麹米60%精米 掛米 60%精米
・アルコール分 15度
滋賀県長浜市木之本町木之本1107
冨田酒造有限会社

かの北大路魯山人が愛したお酒ということで、まずは基本中の純米酒を飲んでもらいたい。このお酒には日本酒の基本が織り込まれているような気がする。
コクがありかつしっかりとした味わいである。単体でも割と飲みやすいのだが、このお酒の良さは、食べ物と合わせたときに発揮される。
刺身に、煮物、天ぷら、洋食や中華でも酒が包み込むように食材を受け入れてくれる。
まさに、魔法の食中酒である。
最近は、繊細な味わいや、果物香が立ち飲みやすいい発泡感のお酒が多い中、昔ながらの無骨な感じの伝統を守っている。しかしながら、決してあくの強い日本酒というわけではなく、幅広い支持を受けられるお酒だと思う。